ご利用者様、ご利用者様ご家族の声

日々、ご利用者様の介護させていただく中で、貴重なお言葉をいただくことがあります。

そのお言葉一つ一つが私たちスタッフの宝物となって、また次の介護へつながっていきます。

宝物を頂くたび、ここでご紹介して参ります。

 


 94歳の母の介護も3年に差し掛かった時、突然発見された夫の直腸がん。入院、手術と夫の介護に専念するうちに、だんだんと母の介護は手抜き、会話も最小限。いざとなると、人間、自分が一番可愛いのか…。友人たちの勧めもあって、『まお里』を母に紹介すると、不安そうに「あなたと一緒なら」を条件に、初めてデイサービスに通いはじめました。
何と、まお里のスタッフの方々は、母に寄り添って、しっかりと母の話に付き合って下さる。笑い、歌い、涙して…。母は、家では見たことのない活き活きとした笑顔でした。
家族にも語らなかった生い立ちを話している母は、たちまちまお里の人気者になっていました。「今日はまお里へ行く日ですか?」と急かされる日々。 ですが、その日は全く突然にやってきました。朝からまお里へ行き、いつもより熱が高く、元気がなかったので、半日で帰宅いたしました。その翌朝…、安らかな寝顔は、再び覚めることはありませんでした。 
人生の最後の最後に、『まお里』で過ごさせていただけたことを、母はどんなに感謝していることでしょう。ありがとうございました。 

(ご利用者様 ご家族)